スマホやモバイルルーターの広告で、ベストエフォートと同列に、
実行速度の表示を義務づける流れがあるかもしれません。
総務省研究会が報告書案です。
スマホやモバイルルーターの広告には「実効速度」の表示を、総務省研究会が報告書案
(2015/5/12 19:13)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20150512_701516.html
全国で計測した実効速度に基づき、
「受信最大150Mbps(ベストエフォート)。
受信実効速度は、14.1~37.6Mbpsです」
といった表示を広告などで行うことを事業者に求めている。
物理的に最高速度として150Mbpsでます、ってそれが事実だとしても、
例えばそれが、会員数が1人で中継アンテナの真下で最高スペックのスマホで
速度測定すればそれに近い数値がでるかもしれません。
あるいは計算上の単なる理論値で、実際はでる可能性は1%以下であったり。
どちらにしてもベストエフォート150Mbpsで実速150Mbpsはでませんね。
130~100Mbpsでるかも怪しい。
ベストエフォートが広告で一人歩きしていることへの対策、
これは当たり前のことで、むしろ遅すぎた感も否めません。
しかし今回の報告書では計測方法について、国内10都市1500地点で、
アメリカの計測ソフトをベースにしたツールで計測し、全データの中央値に近い値を
実行速度とする、といった内容で、かなり明確に策定されているようですから期待できそうです。
管理人も格安SIM、DTI SIMや楽天SIMで痛い目にあってますから、
これはいいことだと思ってます。
速度が遅すぎてメールさえできなかったり、しばらく接続がしにくかった時期、
利用料の返金を要求したいくらいでしたが、お詫びのメールさえありませんでした。
まさしくベストエフォートが悪用されていた実例と言えましょう。
モバイル機器が移動しながら使用するので、環境によって速度が変化するのは
理解できるのですが、それがいつの間にか、ベストエフォートという免罪符によって
黙認され、利用者は黙って受け入れているという現実はよろしくありません。
およその値でも実行速度は広告、公式サイト、マニュアルなどに記載すべき。
今後見守っていきましょう。
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