ZenFone 3 Max (ZC553KL) にSIMカードを追加で装着して、
2枚挿しにしてみました。
デュアルSIMカード設定の使い方などまとめ。
目次
ZenFone 3 MaxのコンボSIMトレー
ZenFone 3 MaxのSIMトレーには2枚のカード
が装着できるようになっており、
1つはマイクロSIMカード用、もう一方は、
ナノSIMカードとマイクロSDカードの排他利用方式。
記憶媒体のマイクロSDカードを使わない状態に
限って、SIMカードの同時2枚挿しができる。
管理人は先行してZenFone 3 Max (ZC553KL) に
マイクロSIMカード(U-mobileデータ専用)を
セットしており、これまでメインスマホだった
P8liteからナノSIMカード(FREETEL音声通話付)
を取り出し、ZenFone 3 Maxへ追加で入れてみました。
micro SIM+nano SIMの2枚挿しが完成。
※トレーを取り出す方法はこちらの記事
ZenFone 3 MaxでのSIMカードトレーの取り出し方は押す
デュアルSIM設定方法
デュアルSIM設定方法、使い方について。
まず、
[設定]
─[デュアルSIMカード設定]
を開きます
【SIM1】
チェックボックス入れると
利用可能
はずすと利用不可
【SIM2】
チェックボックス入れると
利用可能
はずすと利用不可
【デュアルSIMカード設定】
SIM1名:(タップすると名前変更、編集可能)
通信会社
電話番号
SIM2名:(タップすると名前変更、編集可能)
通信会社
電話番号
【優先SIMカード】
音声呼び出し
(タップして変更、指定できる。
常に確認する・1・2)
SMSメッセージ
(タップして変更、指定できる。
常に確認する・1・2)
データサービスネットワーク
(タップして変更、指定できる。
常に確認する・1・2)
優先Bluetooth通話設定
(タップして変更、指定できる。
常に確認する・1・2)
マイクロSIMカードスロットが【SIM1】、
ナノSIMカードスロットが【SIM2】、
で固定されているようです。
[デュアルSIMカード設定]画面について
解説いたします。
一番上にSIMカードのアイコンと
チェックボックスがあり、
このチェックをはずすだけで利用不可にできます。
端末にセットしたが使いたくないSIMはチェックはずしておきましょう。
逆に利用するのであれば、必ずチェックを入れなくてならない。
【SIM1】と【SIM2】の単純な使い分けに活用できる。
【デュアルSIMカード設定】の欄には
【SIM1】と【SIM2】ごとに、
通信会社名NTT DOCOMOと、電話番号が表示されています。
データ専用SIMでも電話番号は使えないだけで付与されている。
(SNSで使うこともある)
【SIM1】と【SIM2】ともに、
タップすると名前の変更ができます。
ユーモバイル、フリーテルなどと変えておくと見たときに
分かりやすいかもしれません。
【優先SIMカード】では、通信上、
優先するSIMを【SIM1】と【SIM2】から選べる。
「音声呼び出し」、「SMSメッセージ」、
「データサービスネットワーク」、
「優先Bluetooth通話設定」、
の4項目。
それぞれタップすると変更でき、
「常に確認する」、【SIM1】、【SIM2】、
から選べます。
しかし最も重要なのは、3番目の
「データサービスネットワーク」のようで、
これを今使うSIMカードに設定してください。
データ専用SIM、通話機能付きSIMの違いは関係ありません。
管理人は、
音声呼び出し:2)
SMSメッセージ:2)
データサービスネットワーク:1)
優先Bluetooth通話設定:2)
と設定しました。
電話がフリーテルで、
ネットがユーモバイル、
というイメージで。
ところが、電話がかからない・・・?
ありえるパターンをいろいろ試しましたが、
結局「データサービスネットワーク」だけ
指定すれば電話がかかります。
これさえ指定すれば、他の3項目は
他方にしても電話を受電できました。
音声呼び出し:1)
SMSメッセージ:1)
データサービスネットワーク:2)
優先Bluetooth通話設定:1)
後日訂正)
「データサービスネットワーク」がメイン必須設定ですが、
これだけでは電話がかかってきません、受電不可。
「データサービスネットワーク」と、
「音声呼び出し」2つを指定すれば受電可能。
(他は影響しない模様)
仮に(2)がメイン電話番号のSIMカードの場合は以下のような設定例になる。
音声呼び出し:2)
SMSメッセージ:1)
データサービスネットワーク:2)
優先Bluetooth通話設定:1)
あるいは
音声呼び出し:2)
SMSメッセージ:2)
データサービスネットワーク:2)
優先Bluetooth通話設定:2)
といった設定。
補足)
この状態で、SIM(1)がデータSIMであれば、
「データサービスネットワーク」を切り替えるだけで
(1)のデータSIMを使えます。
終わったら「データサービスネットワーク」を(2)に戻せば
SIM2で電話を受けられる。
つまり管理人のようにデータSIMと通話SIMの2枚挿しであれば、
「音声呼び出し」は通話のほうに固定しておいて、
常に「データサービスネットワーク」だけを変更すればよいことになります。
実際、そのように使っています。
SIM1とSIM2を素早く見分ける方法
SIM1とSIM2でどちらのSIMカードで使っているのか、
毎回、設定から確認しにいっていては大変です。
素早く見分ける方法としては、
画面最上段右上の通知の欄、時刻やバッテリーアイコン
が並んでいるところ、その左側にWiFiマークに挟まれて、
2つのLTE通信アイコン(アンテナピクト)が表示されます。
アンテナピクトは左がSIM1で右がSIM2。
使用中は「1」「2」と四角いアイコンが表示され、
緑色に点灯したような状態。
使っていないほうは「×」でグレーアウトしています。
つまり使っているほうのSIMカードは
色がついて「2」といった数字が表示されているので
すぐにわかります。
SIMカード1枚装着時のアンテナピクト表示
SIMカード2枚装着時、SIM1利用時のアンテナピクト表示
SIMカード2枚装着時、SIM2利用時のアンテナピクト表示
DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)
DSDSとはデュアルSIMデュアルスタンバイのこと。
2枚の音声通話SIMカードを端末にセットして、
1端末で2つのSIMカードの電話番号で受けられる、
同時待ち受け状態にできる機能。
ZenFone 3 Maxは、SIMカードスロットが2つ、
2枚のSIMカード同時2枚挿しできますが、
DSDSには対応していません。
ZC553KLもZC520TLもDSDSは使えない仕様。
そもそも本記事の内容においては、
SIM2枚挿しながら、U-mobileはデータ専用SIM
ですから、電話番号は振り分けられているものの、
通話や待ち受けはできないわけですから、
DSDSにはなりえません。
それでも設定だけやってみました。
[設定]
─[デュアルSIMカード設定]
一般設定
[デュアルSIM通話転送]
SIMカードが利用できない場合に、
着信通話を他のSIMカードに転送します
設定しようとしてもしばらく待たされて
エラーになって失敗。
音声通話付SIMカード2枚挿しでも同様の
挙動になるかは不明。
繰り返しますが、
ZenFone 3 MaxでDSDSは非対応ですので
チャレンジする意味はありません。
APN設定
SIMカードを端末に2枚セットした場合、
それぞれAPN設定を個別にする必要があります。
[設定]
[もっと見る]
[モバイルネットワーク]
上部のタブで切り替え
([SIM1]か[SIM2])
[アクセスポイント名]
タブで切り替えてから、
APN設定する。
余談ですが、ZenFone 3 Maxには
一通りの格安SIMのAPN設定が用意されており、
選ぶだけの簡単仕様。
しかしFREETELのAPN設定はありません。
それでも自動的に接続されました。
「APN設定:U-mobile」でも使えるようです。
(※Freetel mobile(フリモバ)のAPN設定が
U-mobileと同一らしい)
使えましたが、管理人はあえてFREETELの
APN設定を新しく作成しました。
画面右上の丸印「+」をタップし、
各項目を入力する。
(入力内容は公式サイトや契約時の資料に記載されている)
まとめ ZenFone 3 MaxでデュアルSIMカード
デフォルト設定でSIM1優先のようです。
仮に音声通話用SIMを2番に装着したなら、
優先SIMカード設定の、
「データサービスネットワーク」
と「音声呼び出し」をSIM2に変えないと、
メインの電話がかかってこない事態になる。
管理人のように、
SIM1がデータ型で、SIM2が音声通話で、
デフォルト設定のままだと、どうなるかテストしましたが、
SIM2の電話番号に受電してもSIM1優先なので反応なし。
(相手は留守電転送かこの電話はつながりません、
というアナウンス)
DSDS非対応だから切り替わらない。
何度かテストしてみましたが、電話鳴りません。
前述の通り、優先SIMカード設定の、
「データサービスネットワーク」と「音声呼び出し」
をSIM2に指定すれば電話を受けられる。
APN設定をするときの、
[設定]
[もっと見る]
[モバイルネットワーク]
上部のタブで切り替え
([SIM1]か[SIM2])
を見ても、[SIM1]か[SIM2]
どちらか一方しか使えないような表示の違い。
しかも利用不可のほうのAPN設定を見てみましたところ、
選択できないようになっているではありませんか。
これが非DSDSつまりDSSS、シングルスタンバイ
ということなのでしょう。
どちらか一方のSIMしか機能しない。
二者択一。
常に1枚のSIMカードしか機能しない。
使うときに手動で切り替える必要がある。
もし「データSIMと通話付きSIM」2枚挿し運用するなら注意点としては、
データSIMを使ったら音声通話付きSIMのほうに
設定を戻しておくこと。
そうしないとずっと電話がかかってこないまま。
言うまでもなくデータSIMでネット通信している間も(通信していなくても)、
他方の通話付きSIMの電話はかかってこないことをお忘れなく。
そうなるとZenFone 3 MaxにSIMカード2枚挿しは、
あまり意味なさそうですね。
素直にマイクロSDカード+SIMカードの2枚組で使う
ほうがよさそうです。
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