楽天運営のFREETEL SIMまもなく1か月、ユーザーは今後の契約どうなるのか

楽天による格安SIM「FREETEL SIM」買収完了から、
まもなく1か月になろうとしています。

来年2018年1月を目途に楽天モバイルへ統合される予定ですが、
本件に関しての楽天MVNO事業を率いる執行役員への
インタビュー記事を見つけましたのでご紹介。

楽天モバイル【楽天の格安SIM】

★楽天モバイルはこちら

管理人自身もリアルなFREETEL SIMユーザーとして、
今後の契約内容などどうなるのか?とても気になるので、
感想や予測も合わせて記しておきます。

以前の記事

この買収の件をご存知ない方はこちらの記事へ
FREETEL SIMが買収された。2017年11月から楽天へ身売り
FREETELの運営会社は楽天。2017年11月1日140万回線突破

情報ソース

楽天はなぜFREETELのMVNO事業を買収したのか? 楽天 大尾嘉氏に聞く (1/3)
業績が低迷したFREETELのMVNO事業を承継した楽天。これにより、楽天モバイルの回線数は140万を超える。楽天はなぜ、FREETELの買収を決めたのか? 同社のMVNO事業を率いる執行役員の大尾嘉宏人氏に聞いた。
(2017年11月24日 10時30分 公開 ITmedia)

インタビュー、 楽天MVNO事業と FREETEL SIMの今後

以下に注目ポイントの要約抜粋と個人的な感想を書きます。

彼らの話とは関係なく、「MVNOの淘汰(とうた)」というキーワードも出てきていて、

「お客さまを買う」という意味で事業譲渡を受けることも、選択肢としてなくはない

POM社さんからお話がきたとき、僕の中の戦略としては「あり」だった

契約者1人あたりにすると1万円ぐらい

楽天としては、買収金額と負債合わせて36億円相当、
これでフリーテル約35万人のユーザーを買うという計算で
買収の話に乗ったという。
ユーザー1人を1万円で手に入れるイメージだという。

今はFREETEL SIMも僕らが持っていて、契約も楽天としていることになっているので、
あとは名前を変えるということです。

やはりフリーテルユーザーは楽天モバイルに吸収されてしまい、
「FREETEL SIM」という名称は消滅するのが既定路線と考えて間違いない。

楽天とFREETELで設備が分かれている、二重投資について

どこまでできるかは(回線を両ブランドに貸す)ドコモさんも絡んでくる話で、実はまだ細かく分析ができていません。
試算もこれから

そんなに簡単な話でもないというのがお答えになります。

MVNOの大元の太い回線契約やコスト計算、
何もかも細かいことは算段せずに買収してしまったようです。

そして現状について、簡単ではないという言葉は、難しい話とも取れる。

FREETELはカウントフリーも導入、楽天モバイルと違う

残して提供はしています。そこも、簡単ではない部分ですね。

カウントフリーとは格安SIMで人気のアプリ利用に関して、
使用した高速通信量分に含めないで使える仕組み。
例えばYouTube、Twitter、Facebook、Instagram、LINEなど。
SNS系アプリや消費の多い動画や音楽での使用。

楽天モバイルはカウントフリーやらないポリシーで今後も変わらないという。

FREETEL SIMを使用した場合に、LINE、WhatsApp Messenger、
WeChat、Twitter、FacebookおよびFacebook Messenger、
Instagramで使用した一部の通信料が無料になっていました、
カウントフリー採用。

後日追記)カウントフリーは廃止へ。
旧 FREETEL SIMカウントフリー廃止で通信量増、3G廃止の変更┃2018年11月から

今、楽天モバイルは108万(契約)ぐらいになっていますが、楽天経済圏を活用しているお客さまは非常に多い。

楽天スーパーポイントで支払いができるというのはすごくいい。

通信系以外のものと組み合わせられるので、それは大きいですね。

楽天モバイルの利用料金は楽天スーパーポイントでも
支払えるのですね?
このまま行くと先月まで楽天と無関係だった フリーテル契約者たちも、
やがて 楽天市場の買い物とか楽天カードとか、
全ての楽天ブランド系サービスに加わっていくことになる可能性がある。

一方、以前から楽天関係にポイントや消費で関わっていたフリーテルユーザーは、
便利になるのでよいという考え方もなくはない。

楽天運営FREETEL SIM まもなく1か月 まとめ

インタビューを読む限り、もはや楽天には
MVNO事業の楽天モバイルのユーザー数を増やすこと、
楽天経済圏の参加者を増やすことが第一優先のようです。
前にも記事に書きましたが、予想通り。

彼らもビジネスですから、やらないと生き残れない。
業界内で生き残りに失敗するとまさにFREETEL SIMのように
撃沈していく沈没船になる。

ここまでは理解できますが、ドコモとの回線契約や設備投資関係の
処理やコストなど、あまり計算しないで買ってしまうという楽天のやり方。
いかに早急な身売り話だったかということや、
楽天モバイルの100万会員でもまだまだ上を目指す必要に迫られていることが伺えます。

全体的な大きな流れさえも定まってないのですから、
FREETEL SIM契約者向けオプションサービスの扱いを今後どうするかなど
決まっているはずもなく、全てはまだまだ闇の中。
我々ユーザーが思っている以上に不安定極まりないことが判明しました。

最悪の場合、楽天は全てをひっくり返すかのように、
何もなかったかのように、FREETEL SIMブランド名だけでなく、
サービス内容も抹消する可能性があるのではないでしょうか。
「元FREETEL SIM契約者は、来月から楽天モバイルのいずれかのプランに移行してください」
のような感じで。

FREETEL SIMでの全プランやオプションサービスは完全終了、
いやなら解約してくれ、この強制が一番手っ取り早くて簡単な解決法ですから・・・。

早ければ来年のFREETEL SIMブランド消滅で楽天モバイルへの吸収の時点か、
遅くてもこの騒動のほとぼり冷めた再来年2019年頃でしょうか、
もし強制執行があるならば。
(2019年に楽天モバイルが存続しているかはわからない時代ですが)

そうならないように楽天には丁寧な事後処理を望みますが、
FREETEL SIMの料金プランやオプションサービスは今後発展可能性ゼロ
なので、無理に存続させてもあまり意味がないとも言えますね。

結局全員がハッピーになる結末もなさそうですし、
楽天にそういうユーザー想いの体質があまりないことは誰でも知っている。
今回の買収劇からして然り。

楽天の体質抜きにビジネスとして捉えても、1つの事業を二重構造のまま続けるほど
コスト増になりますから、いつまでもこのままではいられない。

現FREETEL SIMユーザーは今後の契約について白紙に戻して、
楽天モバイルのいずれかのプランに移行として加入させられることを
覚悟しておいたほうがよさそうです。

それが嫌なら解約して他社格安SIMへ移るしかない。

まとめのまとめ

楽天によるFREETEL SIMの買収から3週間経過し、
楽天モバイルに統合するまで後2か月の予定となっている今現在も、
FREETEL SIMユーザーの今後の契約やサービス内容など、
ほとんどのことはまだ何も決まっていない。

後日追記)
「FREETEL SIM」から「楽天モバイル」にブランド名称統合完了2018年1月15日

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